「ONE」とはどんなアプリ?

「ONE」は2018年6月12日より、iOSユーザー向けにワンファイナンシャル株式会社がリリースした、レシートを1枚最大10円で買い取るアプリです。2019年10月15日にはAndroid版をリリースしています。
リリース当初は開発者が高校生ということもありTwitterトレンドに上がるほど話題となりました。
いつもならゴミとして捨ててしまうレシートを、スマホのカメラで撮影するだけで手軽にお小遣い稼ぎができちゃう面白アプリです。どんなレシートでも1枚最大10円で1日5枚まで買取してもらえます。
もし毎日5枚50円で買取してもらえば、1ヶ月で1500円お小遣いをGetできます!
さらにレシート以外にも見積書やチラシなどの買取やアンケート調査に参加することでお小遣い稼ぎが可能です。
それでは、サービスの利用方法や仕組み、話題の高校生起業家について見ていきましょう!
「ONE」でレシートを買取してもらう
まずはアプリをダウンロード
まずは「ONE」のアプリをダウンロードしましょう。アプリストアより無料でダウンロードできます。

アプリをダウンロードしたら、アカウントの作成を行います。ユーザーIDの設定と電話番号の登録だけでOKです。未成年の方はアカウントの作成に保護者の同意が必要になります。
レシートを買取してもらう
アカウントの作成が完了したら、画像買取の欄から「全種類のレシート」を選択します。注意事項に同意するとスマホのカメラが起動するので、不要なレシートを撮影してください。
適切にレシートが撮影されると、謝礼として1〜10円が支払われます。1日最大5枚まで買取してもらえるので沢山買取してもらいましょう。
さらに、レシートだけでなく他にも普段なら捨ててしまう紙切れを買取してくれます。
項目により買取する枚数は異なりますが、もし手元に買取項目に含まれるものがあれば買取してもらいお小遣いにしちゃいましょう。
「ONE」でアンケートに参加する

「ONE」ではレシート買取だけでなく、様々なアンケートを実施しています。そのアンケートに参加することで謝礼金がもらえます。
アンケートは主にワンファイナンシャル株式会社がマーケティング企業と提携して実施されています。ジャンルは日常生活や生活用品に関するものが多いです。
「ONE」で貯まったお金を出金する
まずは本人確認をする
「ONE」で貯まったお金を出金するには本人確認が必要です。本人確認には以下の書類が必要になります。本人確認審査には時間を要する場合があります。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
銀行口座への振込と各種チケットの交換を選べる
「ONE」からの出金は2通りの方法があります。
1つ目は銀行口座への振込です。銀行口座の登録後、出金申請をした日から3営業日以内に振込が実施されます。手数料3.2%と出金手数料の300円が差し引かれた金額が振り込まれます。
2つ目は各種チケットとの交換です。ウォレットよりチケットの購入を選択します。人気のお菓子やドリンクの引換券、コーヒーチェーンのギフト券などに交換できます。こちらは追加情報を登録することなく出金できます。
「ONE」が成り立つ仕組み
「ONE」のサービスの目的は個人にひもづく購買行動データを取得することです。「戸籍情報や性別を抽象化することで、メーカーなど企業向けに売れるデータになる」との考えから成り立っています。
従って「ONE」の利用者にはサービスを利用する際、利用規約に同意した上で一部の個人情報を提供する対価として謝礼が支払われています。
提出した個人情報が悪用や転売されるのではないかと心配される方がおられると思いますが、利用者の電話番号や銀行口座といった直接個人が特定できる情報が第三者に渡ることはありません。もしそのようなことがあれば、個人情報保護法違反で企業が罰せられます。
提出した個人情報は、ワンファイナンシャル株式会社によって「20代、男性、東京都在住」などと直接個人が特定できないレベルに抽象化されデータとして蓄積されます。そのデータを分析し、マーケティング資料として他の企業に売却します。
個人情報の取り扱いについて気になる方は、利用規約およびプライバシーポリシーをご確認ください。
「ONE」を運営する高校生起業家とは
「ONE」はワンファイナンシャル株式会社によって運営されています。そのCEOが高校生起業家の山内奏人さんです。様々なメディアで活躍が取り上げられています。
以下はBUSINESS INSIDER JAPAN に掲載されたサービス開始時の記事の引用です。
現役高校生プログラマーの率いるワンファイナンシャルは6月12日、お財布に溜まっているレシートを瞬時に現金化できるアプリ「ONE(ワン)」の提供を始めることを明らかにした。スマートフォンのカメラ機能を使ってレシートを撮影すれば、すぐにアプリ内のウォレットに10円が振り込まれるという。振り込まれた現金は銀行の手数料分以上になれば、国内のほぼ全ての金融機関で好きなタイミングで引き出すことができる。
ワンファイナンシャルCEOで高校3年生の山内奏人さんは「レシートには究極のいろんなデータが含まれている。いつ、どこで、誰が何をいくら払って、いくらお釣りをもらって買ったのか。一人ひとりの購買行動やパターン分析ができるようになる」と話す。蓄積データをメーカーなど企業向けに販売していく狙いがある。
山内さんは小学生の時に独学でプログラミングを始め、国際的なプログラミングコンテストやビジネスコンテストで数々の受賞経験を持つ。中学生時代から5つのベンチャーに参画し、15歳でワンファイナンシャルの前身となるフィンテックの会社を設立。2017年秋には投資ファンドから1億円を調達し、注目を集めた。
https://www.businessinsider.jp/post-169009?itm_source=article_link&itm_campaign=/post-175983&itm_content=https://www.businessinsider.jp/post-169009
山内さんは中学生の頃からプログラマーとして活動し、若干15歳で起業、17歳で「ONE」のサービスを開始されました。とてつもない行動力と発想力です。
社会に対して貢献しようとする意志を持ち行動することで、新たな価値を想像し社会を少しずつ変えられることを証明していると思います。
彼に続く若手起業家の台頭が楽しみです。
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